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あれから3年 [モノローグ]

166枚の修士論文を書き上げてから、
本当にあっという間に時間が過ぎ去っていきました。

教師10年目を過ぎた頃、授業に悩み、もう一度原点に立ち戻って学びたい、
充電したいという気持ちで、夜間の大学院に飛び込んで社会科教育学を
専攻。歴史をどう教えるか、ということをゆっくり2年間考えるつもりでした。

「歴史」は暗記ばかりで退屈だと思ったことがある人は多いはずです。
何を隠そう「歴史」好きの私も、年代や出来事の名称を覚えるのに辟易して
いました。追い打ちをかけるように、面白くない説明で授業は進んでいきます。
頬杖をついたまま、いつしか・・・。

そんな私が、高校で「歴史」を教えるはめになりました。自分が生徒だった頃、
もう少し真剣に授業を聴いていればなあ、と後悔しても時すでに遅し。
新米教師は夜中まで必死で教材研究して翌日の授業に備える毎日。
でも、ふと気がつくと、目の前の生徒は頬杖をついて、Zzzzz・・・。
う~ん、いったいどうすれば面白い授業ができるんだろう、と考えました。

ある日、思いつきで教室にラジカセを持ち込みました。
これから何が始まるんだろう?という生徒の不思議そうな眼差し。
スピーカーからは聴いたこともない「音楽」が・・・。

大学院の2年間はこれまでやってきたことを集大成し、これからの教師生活
の糧を得た月日でした。毎日遅くまで教材研究しては、新たな発見に喜び、
授業で生徒にぐんぐん迫っていたあの頃の自分。そんな原点に戻って
考えさせられた日々。やはりそこで音楽は外せないものなのです。

このブログでは、「歴史」の授業を面白くするために、「音楽」を教材として
教室に持ち込み、人間と「音楽」、社会と「音楽」、「歴史」と「音楽」について、
考えたり、気がついたり、思いついたり、調べたり、疑ったり、勝手に
想像したりしたことを書き留めておきたい、という意図のもと、「歴史」と
深く関わる「音楽」や「音楽」にまつわる「歴史」について、を紹介して
いきたいと思います。


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